気とは
東洋医学の根幹に、気が流れたり増えることで身体が整うという考え方があります。気とは、<やる気>や<元気>のように心の状態を表したものと、<調子が良い>や<食欲旺盛>のように身体の状態を表したものがあります。
気を整える
気を整えるというと非科学的な印象を持たれるかもしれませんが、当院では気を整えることが、鍼灸・整体の基本であると考えています。
東洋医学での気
死体は心身の機能は停止していますが、心の停止によって身体のエネルギーが維持できなくなる状態です。生きることは心という意識のエンジンが、身体という容器を維持することです。身体の構成成分は細胞であり、量子力学では素粒子であり、東洋医学では気となります。
気の流れに身を任せる
もし症状のある部分の細胞そのものが病気の原因であれば、症状のある部分に強く刺激を与えることは良いことです。しかし病気の原因は心のエネルギーの停滞と肉体のエネルギーの停滞によって、背骨の中で2〜3ヶ所以内の血流不足が起こり、全身の機能低下に発展したものなのです。
身体の問題が心の問題となり、心の問題が身体の問題となります。また身体の部分の問題が全身の問題となります。
そのため当院では、症状を緩和させるために患部だけアプローチすることはありませんし、患部を病気の原因として考えることはありません。
ただ調整が必要な場所を探し、気の停滞を解放し全身のバランスを取って、あとはなるべく余計な刺激はしません。
流れていく川の流れに汚水が残らないように、流れていく気の流れには正しい血流循環が生まれます。
東洋医学は、ただ流れていく気の流れに身を任せるものなのです。